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下駄履きの道後名人湯の町、湯上がりの愉しみ
能舞台の宿

大和屋本店

愛媛県松山市道後湯之町20-8
089-935-8880
1泊2食/19,050円〜
日帰り入浴/食事利用の場合のみ可

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能舞台の宿
 四国という都会から離れた地方の小都市でありながら、松山は昔から文化の栄えた土地であった。文学の都であることは言わずもがな。松山の藩主の松平家が非常に能楽を愛好していたことから、古くより能楽も盛んに行われている。当時、能面や能衣装などは「十五万石には過ぎたもの」と言われたそうだが、藩士たちがこの文化の伝承に努めたお陰で、現在も定期的に薪能などが行われている。
 そんな松山の文化を重んじている宿がある。『大和屋本店』。4階に道後能楽堂「千寿殿」を持つ宿だ。千寿殿は、レストランや宴会場からそのたたずまいを見ることができる。また夕方にはほぼ毎日、短時間であるが舞囃子を鑑賞することができる。
 夜の清冽な空気が能舞台の周辺に漲る。その日の演目は「八島」。レストランで食事を取る客のほかに、本舞台の正面に設けられた席には、宿泊客が浴衣姿で現れる。そして始まる幽玄の世界。美しい所作で舞台を動く役者が、トンと床を踏みならす。かと思えば音も立てずに舞台を移動する。正直言って能楽には明るくないのだが、それでも心惹かれるものは大いにある。
 また、大和屋本店では参加料1人1000円で能楽体験講座も開催している。スタッフの説明を受けながら舞台や面、衣装などを学ぶものだ。こちらは宿泊客のみならず一般も申し込むことができる。湯の町で能の知識を深める。そんな体験は滅多にできるものではない。
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※文・写真は四国旅マガジンGajA023号』(http://www.kk-spc.co.jp/gaja/)からの転載です。基本的には発売した2005年2月1日時点のデータですので、現在は変更になっている場合もあります。なお、住所・電話・料金は2005年7月15日現在のものに更新しています。あらかじめご了承ください。
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