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癒しの巡礼/四国八十八カ所

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地図四国霊場八十八カ寺巡り
第三十四番札所 種間寺
御詠歌/世の中にまける五穀のたねま寺深き如来の大悲なりけり
本 尊/薬師如来
真 言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
宗 派/真言宗豊山派
開 基/弘法大師

種間寺までのアクセス
伊野インターチェンジから高知西バイパス・国道56号線で春野町方面へ。バス停大橋北詰を左折し、県道14号線に入る。県道279号線に左折し、まっすぐ走ると右手にある。約30分。

高知県春野町秋山72
088・894・2234

宿 坊/なし 駐車場/あり(無料、15台、トイレ横・境内まで徒歩約2分)
第三十四番札所 種間寺
▲山門のない種間寺

お寺の場所を地図で見る近辺の宿泊施設一覧

底の抜けたひしゃくは安産祈願の奉納品
歴史・全体像

▲安産祈願で有名だが、水子供養に訪れる人も多い

▲他の堂宇と同様に新しい大師堂

▲延宝5年(1677)に作られた手水鉢
 種間寺の創建は古く、用明天皇(6世紀後半)にさかのぼる。敏達天皇の6年(577)の頃、大阪四天王寺を建立するために百済(くだら・今の韓国)から大勢の工匠や仏師ら先端技術者がやって来ていた。寺が完成し、彼らが帰国の途についたところ、土佐沖で暴風雨に遭ってしまう。
そこで、やむなくこの地に近い秋山港に避難。四尺八寸(約145cm)の薬師如来像を刻み、本尾山山頂に安置して航海の安全を祈願した。その後、平安時代の初期には弘法大師が来錫。百済の仏師が彫った薬師如来を本尊に、寺を開創したという。この時、大師は唐から持ち帰った五穀(米、麦、粟、キビ、豆)の種を寺に蒔いたとか。これが寺号の由来だ。その後も寺は栄えて、天暦年間(947〜957)には村上天皇が藤原信家を勅使として遣わされたほか、藩政時代には土佐藩主・山内家からも信仰を集めたという。明治4年に廃仏毀釈で、一時的に廃寺となるが、明治13年には再興した。
 種間寺の奥の院は海岸近くにあるが、こちらも薬師如来がまつられている。
本堂
 山門はなく、細長く延びた境内には、本堂、大師堂、本坊がたたずむ。伽藍は、すべて昭和45年の台風の後に再建されたもの。それまでは歴史のある堂宇が並んでいたそうだが、今はコンクリート造のモダンな堂宇となっている。そのため本堂は明るく、開放的な雰囲気。本堂には春野町指定文化財の木造薬師如来立像を保存。高さ32・3cm、一木造のこの像は、残念だが非公開だ。
▲明るい雰囲気の本堂
ここが見所
本尊の薬師如来
 百済の仏師が彫ったとされる薬師如来像は、国宝にも指定された貴重な仏像。旧暦1月21日は一般にも御開帳される。
観音堂(安産の薬師さん)
 本尊の薬師如来は「安産の薬師さん」といわれるなど、昔から安産のご利益があると言われている。この寺も然りで、大師堂の手前の観音堂には、子育観音がまつられている。観音様の左手には可愛い赤ちゃんの像があるほか、観音像のまわりには底の抜けたひしゃくがびっしり。

▲優しいお顔をした子育観音


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