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癒しのくに四国
御詠歌/つゆ霜と罪を照らせる大日寺などか歩みを運ばざらまし
本 尊/大日如来
真 言/おん ばざら だどばん
宗 派/真言宗智山派
開 基/行基
大日寺までのアクセス
南国インターチェンジから国道32号線、県道45号線を南国方面へ。後免町交差点を左折し県道364号線を野市町方面へ向かう。龍河洞方面へ向かう標示に従い交差点を左折。バス停大日寺前を右折し山道を登ると正面にある。約25分。
高知県野市町母代寺476
10887・56・0638
宿 坊/なし 駐車場/あり(無料、30台、境内・境内まで徒歩約3分)
▲季節には花で彩られる
歴史・全体像
大日寺の創建は天平年間(729〜749)、聖武天皇の勅願により行基が開基した。その後間もなく荒廃したが、弘仁6年(815)には弘法大師が来錫して再興。大師は、楠の大木に爪で薬師如来を刻んだとされている。慶長年間(1596〜1614)以降は、土佐藩の祈願寺として、寺運は大いに栄えた。
だが、そんな寺も明治4年には、廃仏毀釈のあおりを受けて、廃寺となってしまう。しかしながら、その間も地元の人たちは本堂を大日堂として守り続けた。そのかいあって、明治27年には寺は再興する。現在の堂宇は、明治17年以降に再建されたものだとか。
境内は早春にはサンシュウの花、3月にはしだれ桜、10月中旬以降には十月桜や万両が彩り、四季折々の風情を楽しむことができる。また、境内の一角には無数の石仏が並んでおり、その表情を見ていると、おのずと心が和んでくるようだ。
▲重厚感いっぱいの山門
本堂
境内正面にある本堂には、行基が刻んだ本尊の大日如来が安置されている。像は四尺八寸二分(約145cm)の座像で寄せ木造り。中四国では最大級といわれており、国の重要文化財にも指定されている。しかしながら、残念なことに非公開となっている。脇仏は智証大師作の聖観音立像で、こちらも国の重要文化財。本堂の屋根は端が反っているが、これは平安時代の堂宇の特徴を示している。
▲本堂の屋根に注目
▲改築された大師堂
▲地蔵菩薩のお堂
ここが見所
▲奥の院には霊木を安置
奥の院の爪彫薬師
(つめぼりやくし)
本堂から少し離れた場所にある奥の院には、弘法大師が爪で彫ったとされる薬師如来・爪彫薬師の霊木がある。大師が彫った楠は明治時代に倒れてしまったため、その木を安置したもの。これは目、耳、口、鼻など首から上の病気にご利益があると伝えられている。このご利益を受けて病気が平癒した人は、穴の開いた石を奉納するのが習わしだ。
▲大師の御加持水で喉を潤そう
大師の御加持水
奥の院脇の岩から流れ出る清水は、大師の御加持水とされており、古くから枯れることがないといわれている。高知県の名水40選にも選ばれた名水は、疲れたお遍路さんの喉を潤している。奥の院までの鬱蒼とした林道に、水の音が響きわたる。
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