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癒しのくに四国
御詠歌/色も香も無比中道の藤井寺真如の波のたたぬ日もなし
本 尊/薬師如来
真 言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
宗 派/臨済宗妙心寺派
開 基/弘法大師
藤井寺までのアクセス
土成インターチェンジから国道318号線を鴨島町方面へ。阿波中央橋を渡り、国道192号線との突き当たりを左折。鴨島郵便局手前の信号を右折して道なりに進む。約15分。
徳島県鴨島町飯尾1525
0883・24・2384
宿 坊/なし 駐車場/あり(200円、30台、寺門すぐ前のふじい屋旅館経営の駐車場を利用・境内まですぐ)
▲現在の本堂は三代目にあたる
歴史・全体像
弘仁年間、この地に立ち寄られた弘法大師が、三面を山に囲まれた渓流の水清き仙境に心をひかれた。現在境内のある所からさらに山中に入ったところにある八畳岩の上に護摩壇を築き、金剛不壊の道場として、17日間もの間、修行をしたといわれている。そして境内に5色の藤をお植えになった。その由来から、この寺は金剛山藤井寺の寺号となったのだという。
その後、真言密教の道場として栄えて、山全体に七堂伽藍が建ち並んで荘厳な美を極める大寺院となったという。ところが、天正年間に土佐の長宗我部元親の兵火にあい、焼失してしまった。そのため、延宝2年(1674)に臨済宗の南山禅師が入山して寺を再興し、その時に宗派を臨済宗に改めた。
ところが、天保3年(1832)には再び火災にあい、またしても伽藍のすべてを焼失してしまったのである。
さて、この寺の本尊は薬師如来で、弘法大師自らの作であると伝えられており、不思議にも2度の火災の難を逃れている。この本尊は実際は平安時代の年号が記されており、900年以上前のものとされる。はっきりと作られた年号が分かっているものとしては、四国霊場最古の仏像といわれ、国宝にも指定されており、現在は奥の院に安置されている。
境内
▲平成8年に新築された大師堂は、総ヒノキ造り
▲本堂に安置されている身替わりの薬師如来。本尊は奥の院に
境内には8本の手を持つ白龍弁財天(はくりゅうべんざいてん)をまつったお堂がある。8本の手には蔵の鍵や弓、矢など様
々な物をもっていて、金運や武術の上達、芸事の上達などの願いごとを叶えてくれるという。このお堂の前には弁天水がチョロチョロと流れ出ている。この水は焼山寺付近の谷川の水をひいていて、冷たく、おいしい。
本堂の横からは山道を散策するように、ミニ西国三十三カ所とミニ四国八十八カ所が設けられている。西国三十三カ所は10分ほど、八十八カ所は40分くらいをかけて回ることができる。木々に囲まれたコースは、大師が心ひかれた当時の仙境の魅力を感じられそう。
ここが見所
大迫力の龍の顔
本堂の天井に描かれている雲龍は必見。本堂を全面改修した昭和52年に描かれたもので、地元鴨島町出身の林雲渓の作。30畳ほどの大きさがあり、睨みをきかせた迫力のある顔が、薬師如来を守っているかのように見える。
弘法大師お手植えの藤
境内に入ってすぐに目に入る立派な藤棚。見頃は4月下旬からゴールデンウィーク中だそうだ。紫のノダ藤、八重咲きで濃い紫のレンゲ藤に、ピンク、小豆色などの藤の花が見事に咲き競う。
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